体験記

クリエイト速読スクール体験記'01

ペンネームの使用に関して

 このサイト内では、全員が実名を公表されています。やはりこれは、クリエイトに対する絶大な信頼と感謝の念に拠るところが大きいのでしょう。
 だからって、本名を明かさない私がクリエイトに圧倒的な敵意と猜疑心を抱いているわけではありませんよ。単純に、現在勤めている会社に事実を知られるとまずいだけなんです。
 速読に通いだした頃はとにかく本が面白く、つい夜中まで読み耽っては翌日の朝礼でフラフラしていました。これは貧血気味ということになっています。また、文演に通いだしてからはちょっとでも文章のネタになりそうなことを思いつくと「うっ、お腹が……」とか言って早退していました。胃腸系が弱いということになっています。さらに作品の中に課長やら先輩やら会社近隣の店の主人やらを勝手に登場させ、イヒヒと笑っているのです。
 感じ悪いでしょう? こんな部下。
 これでは解雇されかねません。といっても、社内にわざわざ私の名前を検索する物好きはいないとは思うんですけどね。まあ、万が一ってことも考えて。
 けどよ、別に「青山びすけ」にするこたぁねぇだろ。特に「びすけ」ってなんだよ「びすけ」って。
 と、皆さんの心の声が聞こえてきそうなのでお答えします。
 「びすけ」は漢字にすると「尾助」です。どこかで見たことありませんか? そう! 『平成の三之助』の一人・尾上菊之助様(歌舞伎俳優)を思いきって縮めてみたのです。尾上家への嫁入りはどうも難しいらしいので、逆に青山家の傘下にすっぽり入ってもらいました。伝統芸能を愛する古風な女ならではの、ひたむきな愛情表現とでもいえるでしょうか。これで心はいつも菊之助様と一緒です。
 ってのは、ただのこじつけです。人を簡単に信用しないように。
 真相を明かせば「びすけ」は「ビスケット」に由来します。ペンネームを考える際、無意識のうちに食い意地が出てしまったようです。私もあとから驚きました。
 ちなみに読む時のアクセントは「び」に置きます。「彼氏」を「カレシ」と平坦に発音することがすっかり定着した時代に勇気ある選択といえるでしょう。
 さあ、皆さんもご一緒に。

 すけ!

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